幅25.2mmの超コンパクトなデスクトップである「LUV MACHINES mini」は、性能や機能がかなり制限されるもののその使い方は様々で、液晶があればいつでもどこでもパソコンを使用できる点が最大の魅力です。 また、ディスプレイと一体化することもできるので、その利便性はより高まるのではないでしょうか? 使う人を選ぶかもしれませんが、使う人によっては大きな可能性を秘めたネットトップを是非チェックしてみて下さい。
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掲載日:2013/11/4
投稿者:抜作兄さん
機種:マウスコンピュータLUV MACHINES mini・LM-mini42B-KK (2013年6月購入モデル)
構成:Windows 8,Celeron 847,メモリ8G,HDD500G
評価:★★★☆☆
■ デザイン
とにかく予想以上にスリムでコンパクトで、しかもスタイリッシュです。 付属スタンドでディスプレイの横に置いても、良い意味で存在感がありません。
■ 処理速度
CPUが「インテルプロセッサー847」2コア1.1GHzという、今日の基準ではハイスペックとは言えないものなので、どんなものかと思っていましたが、様々な処理を行ってみて予想以上にサクサク動くので安心しました。 起動も非常に早く、従来使っていたPCのような待たされる感じがないので快適です。
■ グラフィック性能
購入する前、一番心配していた点だったのですが、スペックから予想していた以上の性能があり、不安は杞憂に終わりました。 動画はYOUTUBEの1080iや720pのHD画像を再生してみましたが、途中でフリーズしたりコマ落ちしたりするような事もなく、特に問題なく快適に再生出来ています。
■ 拡張性
超小型のネットトップPCなので拡張性は皆無です。 その点は納得の上で購入したので特に不満は感じていません。 インターフェースはUSBが4系統あるので、実用上困る事はありません。
■ 使いやすさ
本体にある操作ボタンは電源ボタンのみなので超シンプルです。 実際の様々な操作はOSに依存するわけですが、特に不自由は感じていません。
■ 静音性
静粛性の点では思っていたよりファンノイズが大きく、結構うるさく感じます。 しかし、ノートPCと同程度なので、特にこの機種のみの欠点という訳ではありません。
■携帯性
AC電源専用ですが、とにかく小さくて軽いので、その気になれば簡単に持ち運ぶ事も出来ます。 しかし、移動先でディスプレイを別途用意する必要がありますから、基本的には自宅で使う機種です。
■ソフトウェア
大手メーカーのようにあらずもがなのソフトが付属しているような事はなく、本当にあっさりしています。 ソフトらしいソフトといえば、キングソフトのオフィススタンダードくらいのものです。
■ 総評
春日部市を本拠地としていたメーカーですが、以前春日部の隣町に住んでいた事もあり、かねてより親近感を抱いています。 省スペースを求めて初めてこのメーカーのこの機種を選んだのですが、CPUの処理能力に不安はあったものの前述のようにそれは杞憂に終わりました。 ただ、使用2ケ月程でACアダプターに不具合が発生し使用できなくなる事態に・・・。 本体の故障でなかったのは不幸中の幸いでしたが、コストダウンの皺寄せで付属品が安普請なのかと疑心暗鬼になってしまいます。 その際のサポートセンターの対応も素人っぽい感じで、その点では大手メーカーに劣るのではないでしょうか? しかしPC本体の性能には満足していますし、大手メーカー製品より割安感があるので、基本的には良い買い物をしたと思っています。
掲載日:2013/10/10
投稿者:まうくん
機種:マウスコンピュータLUV MACHINES mini・Lm-mini42B-KK (2013年購入モデル)
構成:Windows 8,Celeron 847,メモリ8G,HDD500G
評価:★★★☆☆
■ デザイン
曲線を使った馴染みやすいデザインがなかなか良いです。 テレビやモニターの後ろに装着が可能な点は機能的でとても優れていますね。 手の平に収まるくらいのコンパクトさで、これならデスクにおいても自立して邪魔にならないと思います。
ただ、エプソンダイレクトのネットトップ「エプソン Endeavor NP31S」の方が熱放散性に優れているように見えます。 省スペース性ではCPUを低クロックにした為に発熱において有利で物理的にスペースを取らない「LuvMachines mini」の方が優っているかもしれませんが。 しかし、いくらスマートになっていていてもDVI接続を予め対応するつもりがない為の省スペースになっているのが惜しいですね。 VESA規格でおそらく背面を使いたいユーザさんはいるのでしょうが、画面の背後に持っていけば拡張性は活かしずらくなるのではないでしょうか?
■ 処理速度
「Celeron 1037U(1.80GHz)」を搭載したモデルを発売して売り切れるほどの人気があったにもかかわらず、従来モデルの「Celeron 847(1.10GHz)」へとグレードダウンしたのは実に惜しいです。 AMDのAPUを選択しなかったのは、やはり熱放散性で候補に入らなかったのでしょうか? 後述するグラフィック性能とCPUとしての性能も、インテルベースのチップセットの性能はあまり期待が持てそうにありません。
■ グラフィック性能
インテル統合グラフィックスですので、ネットサーフィンやyoutube動画が見られる程度でDVD動画のオーサリングやAdobe系のグラフィック加工ソフトには無理があると思います。 元々リビングPCとして低価格で売り出すパソコンかと思われますので、高価なグラフィックボードをくっつけようとしても本体が収まらないでしょうし、またその必要もないです。 エントリーモデルとして、又は初級用としてのパソコンという位置づけさえ明確であれば良いのではないでしょうか?
■ 拡張性
USB3.0があるところは評価できます。 ただ、PCIエクスプレスのボードがちゃんと刺さるだけの空洞を備えているのか疑問です。 仮に空間的に接続が可能だとしてもそれを動かせる電力供給面にかなり負担がかかるのではないでしょうか?
メモリがオンボードで8Gもありますが、いずれ拡張しなければならない時になって慌てるよりは予め十分にとっておいて正解だと思います。
■ 使いやすさ
BluetoothのUSBアダプタを指してワイヤレス環境を作れば非常に快適な動作環境が作れると思います。 ワイヤレスLANが予め用意されているのは都合が良いですね。
できればSSDも用意して別モデルとして選択できる方が良いと思います。 それこそ「mini43シリーズ」で120Gタイプが選べたことは素晴らしい提案ですが、今回のモデルでもぜひ用意して頂けたら好評となるのではないでしょうか?
■ 静音性
A4サイズのノートパソコンを操作していて時々ファンが回る程度ですので、特に気になるほど大きくはないです。
■ 総評
フロントに3.0のUSB端子があるなど利便性を考慮したパソコンは有り難いです。 しかし、VESAマウントに付ける場合画面の裏までスパゲッティとなっているコードをたどるのは避けたいところ。 ノートパソコンのACアダプターのように2本構成の場所をとるアダプターをなんとかスリムに設計できないでしょうか? あれは重たいし場所を取り不便で仕方がないので、ぜひスリムなACアダプターを設計してもらえたらと思います。
VESA規格に合うシリーズでグラフィックを強化したマシンはまだ未開拓の分野なのかもしれません。 AMDのデュアルコアでAPU機能を活かしたグラフィックにも強い省スペース型PCが現れても良かったのではないでしょうか?
ちなみに、格安のパソコンと言えばDELLがなんと言っても知名度が高いですが、パソコン雑誌の表紙2ページ目辺りにマウスコンピュータの雑誌の活躍が目立ちます。 是非国産メーカーとしての健闘に期待したいですね。 BTOパソコンというと私の場合はエプソンダイレクトを連想しますが、サポート面から見てもそんなエプソンダイレクトに引けをとらない展開を期待します。