【初心者向け】Adobe LightroomとPhotoshopの違いと使い分け

 写真編集を始めると、必ずと言っていいほど目にするのが「Adobe Lightroom」と「Adobe Photoshop」という2つのソフト。どちらも画像編集に使えるツールですが、実は役割や得意分野がまったく違います。

この記事では、初心者の方でも迷わず選べるように、それぞれの特徴と使い分けのポイントをわかりやすく解説します。


🧠 Lightroomとは?写真整理とRAW現像に特化したソフト
 Lightroomは、写真の「整理・補正・現像」に特化したソフトです。 特にRAW形式の画像を扱うのに適しており、撮った写真を効率よく仕上げるのに向いています。

主な特徴:
– RAW現像に最適:露出・ホワイトバランス・色調などを非破壊で調整可能
– 一括編集が得意:複数枚の写真をまとめて補正できる
– 写真管理機能が充実:ライブラリ、タグ、評価などで整理しやすい
– 初心者でも使いやすいUI:スライダー中心の直感的な操作

Lightroomは、撮影後の写真を「まとめて整える」作業に向いており、風景・ポートレート・イベント撮影など、枚数が多い場面で特に力を発揮します。

🎨 Photoshopとは?細かい加工や合成に強い万能ソフト
 Photoshopは、画像をピクセル単位で編集できる高機能なソフトです。 写真の仕上げだけでなく、デザインや合成、レタッチなど、より細かい作業に向いています。

主な特徴:
– 高度なレタッチが可能:不要物の除去、肌補正、背景の差し替えなど
– レイヤー・マスク機能が豊富:複雑な合成や調整が自由自在
– 写真以外にも対応:イラスト、Webバナー、サムネイル制作にも使える
– 自由度が高い分、習得には時間がかかる
Photoshopは、1枚の写真を「作品として仕上げる」ためのツールで、商業写真やクリエイティブな加工に向いています。

✅ 両方使うべき?目的に応じた使い分けがおすすめ
 LightroomとPhotoshopは、どちらか一方でも使えますが、目的によって使い分けるとより効果的です。


※Adobeでは、両方使える「フォトプラン(月額1,078円)」が提供されており、Photoshop単体よりも安く利用できるため、併用する人が多いです(2025/9/5時点)。


【まとめ】

 Lightroomは「写真を整える」、Photoshopは「写真を作り込む」、このように覚えておくと、初心者でも迷わず選べます。 まずはLightroomでRAW現像に慣れ、必要に応じてPhotoshopで細かい仕上げを加えるのがおすすめです。どちらも使いこなせば、写真編集の幅が一気に広がります。

【初心者向け】RAW現像に必要なもの(最低限+快適化)

【お薦め】RAW現像/写真編集向けパソコン