中古パソコンを購入する際は、OS・CPU・メモリ・ストレージをチェックする必要があります。
用途によって必要なスペックは異なりますが、OSによっても違ってきます。
OSは新しいものほど性能を求められることが多いので、その点も踏まえてパソコンを選んで下さい。
ただ、大抵のパソコンはOSが動く最低限のスペックを備えているので、さほど心配する必要は無いかもしれません。
しかし中にはギリギリのスペックで快適さに欠けるものもあります。
その場合は事前に少しパーツについて学んでおき、必要に応じてスペックアップするのも良いです。
下記に各パーツの簡単な説明を記載しておきますので、中古パソコン購入時の参考にして頂けたらと思います。
■ OS
最近のWindowsは古い順から下記の様に並べられます。 一番古いのがWindows XPで、一番新しいのがWindows 10です。
Windows XP ⇒ Windows Vista ⇒ Windows 7 ⇒ Windows 8.1 ⇒ Windows 10
Windows XPは非常に人気が高く、サポートの切れた今でも多数の利用者がいると聞きます。
しかしセキュリティ的に不安を抱えていますし、様々なソフトも非対応のところが多いのではないでしょうか。
逆に考えると、セキュリティさえ気にしなければまだまだ使えるOSとも言えそうです。
例えばインターネットに繋がないオフライン状態で使うとか、繋いでも検索や動画視聴程度にしか使わず、個人情報を一切入力しないなどの利用法であれば、十分活用の余地はあると思います。
ちなみに各OSのサポート終了日は下記の通りです。
Windows XP:2014年4月8日終了
Windows Vista:2017年4月11日終了
Windows 7:2020年1月14日終了
Windows 8.1:2023年1月10日終了
Windows 10:2025年10月14日終了
まずWindows Vistaは色々と悪名が高いので避けた方が無難です。
お勧めしたい使いやすいOSはWindows XPかWindows 7でしょうか。
Windows 8も評判悪いですが、8.1にアップグレードすることで使いやすくなりますし、サポート期間も長くなります。
Windows 10は重いのですが設定次第では軽くすることもできますし、最新OSはみなコレなので慣れておくのも良いかもしれません。
■ CPU
CPUは大きく分けてIntelのCeleron(又はPentium)とCore i(i3/i5/i7等)に分けられます。
大まかな性能差については下記の通りです。
(低性能)Celeron<Pentium<Core i3<Core i5<Core i7(高性能)
ネットサーフィンや動画視聴程度の使用であればCeleronでも十分耐えうると思いますが、それ以外にもアレコレしたいのであればCore iを選んだ方が無難です。
古いですが、Core2 DuoやCore2 Quadなども良いと思います。
ちなみにAMD製のCPUに関しては最新のものでも動作に不満を訴える声をよく聞くので、やめておいた方が良いかもしれません。
IntelでもAtomはさらに性能が低いです。
おそらく中古を購入される方は安さ重視で専用グラフィックやグラフィックカードなどは選択しないと思います。
その場合はCPU内蔵のグラフィック性能が重要なポイントとなりますが、高性能なものや新しいものほどグラフィック性能は高くなっているので、気になる方はそちらも要チェックです。
■ メモリ
メモリは多いほどPCが快適に動作します。
Windows XPであれば1GBでもそれなりに動くと思いますが、Windows 10では最低でも2GBは必要です。
以前512MBのWindows XP搭載モデルをWindows 8.1にしたところ、重いですがそこそこ動きました。
しかしWindows 10はどうにもならず、フリーズばかりしてなにもできなかった経験があります。
1.5GBでそこそこ動きましたが、最低でも2GBは必要なのだなと実感したものです。
Windows XPの最低ラインは1GB、その他は2GB~4GBと考えておけば良いのではないでしょうか。
もちろんWindows XPでも2GBあればより快適に動くでしょうし、セキュリティソフト等の常駐ソフトをインストールするのであれば更に多くのメモリ容量が必要となります。
その辺は用途を踏まえてお財布と相談するしかありませんね。
サブマシンとして管理人の推奨するメモリ容量は以下の通りです。
Windows XP:メモリ1GB以上
Windows 7:メモリ2GB以上
Windows 8.1:メモリ2GB以上
Windows 10:メモリ4GB以上
ちなみに管理人はメインマシンでWindows 7をメモリ8GBで使用しています。
メインマシンですのでアレコレしますし、常駐ソフトも色々あり、尚且つよくネットで複数のページを開きますが、8GBで特に不満はありません。
近々購入予定のWindows 10搭載パソコンも8GBで挑戦する予定です。
■ ストレージ
まずOSとストレージ容量の関係ですが、最近では32GBや64GBのモバイルにWindows 10を搭載しているモデルを多々見かけるので、あまり気にする必要は無さそうです。
ただしギリギリいっぱいだと思うので、これ以上何かを保存するのであればそれなりの容量も考えていかなくてはなりません。
それでも最近のパソコンは中古でも100GB、200GB搭載が当たり前なので、さほど神経質になる必要は無さそうです。
中古PCはセカンドPCとして使われる方が多いと思いますが、例えサブとは言えすぐ起動して快適に動くに越したことはありません。
そこでお勧めしたいのがSSD搭載モデルです。
SSDはHDDに比べて格段に処理速度が速いですが、当然のことながら価格は高価となっています。
しかし、仮に128GBのSSDを個別に購入するとしても5千円以下で済むので、これを利用しない手はありません。
SSD搭載モデルを買うのも良いですが、安いモデルを購入してから自分でSSDに換装するのも良いと思います。
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