FXとは?

通貨を売り買いして利益を上げるのがFXです。
例えば「1ドル=100円」の時に1万円で100ドルを買います。
その後円安で「1ドル=110円」になった時に100ドルを売ると千円の収益です。
逆に「1ドル=90円」になってしまった場合は100ドルを売って千円の損失になります。

ちなみにFX業者の多くは手数料無料を謳っていますが、実際はスプレッドと呼ばれる手数料が存在します。
これは買値と売値の価格差のことで、例えば0.2銭の差があったとすると10000通貨の取引で手数料は20円です(注文・決済の2回取引で40円)。
このスプレッドは業者や通貨によって異なりますが、当然のことながらスプレッドが小さい方が手数料も少なくてお得ということになります。
僅かな差に見えますが長期間取引をすると大きな差になっていきますので、業者選びの際はこの点にも注意して下さい。

また、FXでは少ない資金で大きな金額を取引可能なレバレッジと呼ばれる仕組みがあります。
これによって10万円の資金で30万円分・50万円分の取引ができるようになり、収益も損失も数倍にすることが可能です。
選べる倍率は業者によって異なりますが、2倍・3倍・5倍・10倍・20倍の他、海外では100倍・200倍・1000倍なんてのもあります。
ただし日本では投資家保護の観点から現行の最大25倍から10倍へと制限される予定です。

それだけ大きな金額を取引して「損失を出した場合に払えるのか?」という疑問がわきますが、その為にロスカットという機能が備わっています。
これは各業者が定める一定の損失が発生した場合に、これ以上損失を増やさないよう自動的に取引を終了させるルールです。
ただし、このロスカットという機能は絶対ではなく、様々な理由で時にはスムーズに働かないことがあります。
その結果、損失は膨らみ、最悪借金を背負ってしまうこともあるのがFXの怖いところです。


 

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